四国三郎
ふるさと徳島の吉野川は、日本三大暴れ川のひとつで利根川、筑後川に並んで四国三郎と呼ばれる大河です。
暴れ川と呼ばれるように洪水や水害が多く吉野川の河川開発の歴史は江戸時代から始まるのですが。
上流には大歩危、小歩危があり紺碧色の澄んだ激流が流れていて、2017年には国内で初めて
小さいときから慣れ親しんだ吉野川は、シジミ狩りに出かけた幼い日から始まり、
春には土手でレンゲをつんで、夕暮れまで川遊びをした日々。
ウインドサーフィンをしている人を見ながら涼を求めて川べりを散歩したりなど、
夏は花火、冬は幻想的なシラスウナギの漁の光景を求めて県外からも大勢のカメラマンが
訪れるようです。子供の時も大人になっても、いつも川と一緒の記憶が一杯。
こちらはシラスウナギ漁の舟。
船尾の光に誘われた5センチ前後のシラスウナギを網ですくい、
毎年12月から4月の冬の寒い夜が漁の時期で、
ウナギの養殖は天然のシラスウナギを採る事から始まります。
一度はシラスウナギ漁の幻想的な写真を撮ってみたいのですが、冬の寒さ、夏の暑さにも弱い
軟弱派なので部屋で素晴らしい写真を見せていただくので終わってしまっています。
ふるさとに戻ってから、しばらくして新しい橋「しらさぎ大橋」ができました。
約4年前に撮った写真がこちら。まだ開通していません。
今度しらさぎ大橋の河口側に高速道路渡河橋の工事が始まったと、写真の仲間より聞いて
見に行ってきました。上流側は自然と親しむ人達でのどかな時間が、、、
北岸から見た吉野川河口付近は、なにやら人工物で遮断されていました。
街の光景が変わりドンドンと急速に景観が変化して、いつの間にか好きだった古き良き家や
街並みが取り壊されて行くのを見るにつれ、淋しさの方が強くなります。
自分がゆっくりとふるさとに慣れていくスピードより、新しく出来る建築物など景観の
スピード変化の方が何倍も早くて、、、、ネ。
年齢を重ねているので、進行スピードの変化に対応が出来なくなっているのかもしれません。
人工物は変わっても山や川は変わらないと思っていましたが、そうでもないようです。
豊かな自然と人間との生活のバランスがとれたらと思います。
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