カスタムメイドのシャドーボックスフレーム
行楽日和もあった3連休も終わり、秋も一歩ずつ深まりつつありますネ。
皆様はいかがお過ごしだったでしょうか?
さて、お客様から何人ものお問い合わせを頂いていたのですが、ようやくカスタムメイドの
シャドーボックスフレームの注文販売が実現する運びとなりました。本当に大変長らくお待たせ致しました。
今日はちょっと記事が長くなります~。
まずは徳島の木工業の歴史をご紹介します。
徳島における木工業の始まりは400年以上前、阿波藩蜂須賀家の船大工に始まります。
今も徳島城博物館には、全国で唯一現存する最古の和舟、「徳島藩御召鯨舟 千山丸」(国指定重要文化財)が
常設展示されているのですが、大工たちは舟を作った残りの端材で下駄や建具などを作っていたと言われています。
明治期以降その船大工職人の末裔たちが高い技術を引き継ぎ、後に指物作りや鏡台、タンスなどを作る木工芸への町へと発展しました。現在徳島は高級唐木仏壇の産地だけでなく、洋家具や銘木家具、建具など様々な複合家具
産地としても知られています。
昨年の秋、ガイアの夜明けで「雑貨ブームが日本を変える」の放送は徳島の木工産業が紹介されました。
徳島の高い木工技術が評価されたようで、偶然テレビを見ていただけなのに県人としては嬉しくなるひと時
でした。
徳島の町工場で作った製品、マグコンテナはニューヨークのグッゲンハイム美術館、ミュージアムショップで
置かれ、またそれだけでなく徳島の「遊山箱」も販売されているのを見てびっくりです。
「遊山箱」はまた次の機会にでも記事にすることにしまして。。。前置きが長くなりました。
カスタムメイドのシャドーボックスフレームは家具デザイナーのKさんと何度も打ち合わせをし、木工メーカーの方に試作品をお願いして実現する運びとなりました。正面も側面も一体成型のシャドーボックスフレームです。
完成度の高いフレームは、さすが皇室御用達の家具も作られている木工メーカーだけあって、裏板を開ける時や
ガラスを停めている四方を取り囲む側板も、一分の隙もなく精度が非常に高いです。
裏板と本体フレームとの隙のなさに、どこから開けようかと思う程です。

フレームは角の4か所が重要なポイントですが、4か所どこからみても全くクルイがなく、職人さんの細部まで
目が行き届いたが美しい手仕事に感激です。
*フレームデザイン
フレームのデザインは2種、フレームの深さは4センチ~6センチ位までお好みで対応出来ます。
色もブラックとブラウンで塗りをお願いしたのですが、天然木に塗られた塗料は光沢があってつやつやと
輝いています。ライティングなどもう少し考えて写真を撮ればよかったのですが、実物はもっと美しく、
まるで高級家具の様です。
*材質
サンプルのフレームはアンフィニッシュで塗料無しの写真です。
フレーム素材はタモ。モクセイ科の広葉樹です。木は堅いけど狂いが少なく加工しやすい。
ブラックとブラウンに塗られた天然木のフレーム素材は、アルダー。カバノキ科の広葉樹。
アルダーは桜材に似た上品なピンク色で、加工性に優れ狂いが少ない。
フレーム材質はその他にもウォルナットやオーク材など選べます。
*カラ―
お好みの色で仕上げられます。
(例)ホワイト、ブラック、ダークブラウン、ライトブラウン、ナチュラル、ゴールド、シルバー、etc
*フレームサイズ
お好みの大きさと深さで作れます。
下の写真のフレームは、内径深さ5センチです。
*フレームの構成
フレーム本体、ガラス、四方のガラスを抑える側板(選ばれたフレームの色と同色です)
フレームは化粧箱に入っていますので、運搬時や保存時にも便利です。
徳島の高い伝統技術を受け継いだ木工メーカーと家具デザイナーとのコラボで生まれたお洒落な家具調フレーム。
モダンにもエレガントにも似合うフレームは、素敵にアレンジされたお部屋のインテリア空間に溶け込む
ことでしょう。
丹精込めたシャドーボックスの作品を見事に引き立たせてくれるフレームで、より一層シャドーボックス制作の
幅が楽しく広がるように思います!
*お見積りは無料
ご希望のフレームサイズとどのデザインか(流線型のエレガント、シンプルなモダン)それに必要な深さ、色など
こちら★からお気軽にお問い合わせ下さい。
フレームサイズはガラスサイズでの制作になりますので、完成フレームはフレーム幅分だけ大きくなります。
いつもの暮らしをお気に入りのシャドーボックスとカスタムメイドのフレームで、心豊かに楽しみたいものですね!
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