美術館パートⅢ
モダンアートをたっぷり鑑賞した後は、ちょっと一休み。
Charles&RayEamesがデザインしたEames Wire Chairsです。スチールワイヤーが太陽の光を浴びて美しく輝いていましたが、ゆっくりのんびりくつろぐには、日陰での方がありがたいというもの。日陰のNorth Plazzaには「ダイヤモンドパターン」と呼ばれるシートデザインの椅子がたくさんありました。今見てきたばかりの作品の数々を思い出しながら、エレガントなEamesの椅子に座って至福のひと時です。
さあ、又次のビルに移動です。自分の好きな作家の名画を近くで目にできる事は大変嬉しいものですね。たっぷりと時間をとりすぎて今回のメインイベントが一番後回しになってしまいました。しまった!体力も余り残っていなくて、、、、、
今回の「THE AGE OF IMAGINATION」プライスコレクションは伊藤若冲(1716-1800)はじめ、円山応挙、鈴木其一、酒井抱一、長沢芦雪など江戸絵画コレクションとして、作品点数並びに充実度に圧倒される思いでした。
LACMAを訪れる度に、「心遠館」で伊藤若冲はじめ、数々のコレクションを見ていたのですが、これほどまでに数多くの素晴らしいコレクションを一同に見せてもらえると、プライス夫妻の収集への情熱と努力にただ感謝をするばかりです。
2006年7月に東京国立博物館で始まった展示も日本各地を回り、最後に最終地ロサンゼルスで2008年9月14日までの展示です。モダンですっきりとした空間構成には日本人の美意識の高さを感じました。鑑賞している方のため息と絶賛のつぶやきが聞こえてくると日本人として誇りを感じました。
会場内で好きな絵があったのですが、奇しくもジョープライス氏が1953年、最初にコレクションを始めるきっかけになった絵と、後でわかった時はちょっと嬉しかったです。作品は間近で細部まで鑑賞することが出来て堪能したのですが、こちらのサイトでも見せてくれていますので、再度味わっています。
ロサンゼルス在住の方で日本美術と江戸絵画の魅力あふれるプライスコレクションをもし、まだご覧になっていないようでしたら是非、会場に足を運ばれる事をお薦めします!